春の準備はボディの乾燥対策から!しっとり美肌を叶える方法
春の柔らかな日差しが降り注ぐ季節が近づいてきました。春ファッションの計画を立てるのが楽しみになる時期ですね。肌がしっとり美しいと、春ならではの軽やかなファッションの魅力もさらに引き立ちます。そこで今回は、これからの季節に備え、つるすべボディを目指すお手入れをご紹介します。
冬を過ごしたボディの乾燥
冬の間、私たちの肌は寒さや乾燥によるダメージを受けやすい環境にさらされていました。しかし、厚手の衣服に覆われて、肌が乾燥していることに気づきにくかったり、乾燥によるかゆみを感じても、服の上から掻きながらなんとか過ごしてきたかもしれませんね。入浴後は体が冷える前にと着替えを急ぎ、ボディクリームを塗る余裕もなかったという方も多いのではないでしょうか。
冬の影響で乾燥した肌を放置しておくと、くすみやざらつきにつながる場合もあります。半袖になって初めて気づく前に、全身の肌をしっかりとうるおいで満たし、透明感あふれる素肌づくりをサポートしましょう。
うるおいたっぷりボディケアの基本
つるすべボディを目指すには、肌をうるおいたっぷりに整えることが大切です。その基本は、保湿と角質ケアの2つ。以下のお手入れ方法を参考にしてみてくださいね。
●保湿ケア
入浴後、ボディクリームやローションなどで保湿を行いましょう。肌を完全に乾かさず、まだみずみずしくしっとりしているうちに保湿アイテムを使うことがポイント。肌の水分が軽く残っているくらいの方が、保湿しやすいので、バスルームから出る前に蒸気がこもった中でお手入れするのもいいでしょう。
全身に塗った後、特に乾燥しやすい肘・膝、かかとは、もう一度重ねて塗ると、しっとり感が保ちやすくなります。
ボディローションやボディミルクとも呼ばれる乳液状のタイプは、広い範囲に伸ばしやすく、みずみずしいテクスチャーなので暑い季節にも心地よく使えます。クリームやオイルタイプは、肌にじっくりなじんでいくので、マッサージしながら使うのにもぴったり。保湿力が高いので部分的な集中ケアにもおすすめです。
●角質ケア
週に1回程度、ボディスクラブやボディクレイなどの製品を取り入れて、角質ケアを行うのもいいでしょう。スクラブ(scrub)とは、もともとゴシゴシ洗ったり磨いたりすることを意味する単語ですが、化粧品ではスクラブ剤と呼ばれる細かいツブツブを含んだ洗浄料のことを指します。スクラブによるお手入れで肌をつるつるに整えます。乾燥した肌はデリケートになりやすいので、粒子がソフトなタイプを選び、肌にやさしく伸ばして使いましょう。
また、ベントナイトのようなクレイを含んだボディクレイもおすすめです。ベントナイトはミネラル豊富な天然クレイ。吸着力に優れるため、物理的に不要物を落とすスクラブに対し、クレイは吸着作用により不要物を取り除きます。クレイというと専門のスパやエステをイメージするかもしれませんが、最近は家庭で気軽に使えるクレイコスメが市販されています。お好みのものを探してみてくださいね。
ボディスクラブやクレイで汚れや古い角質をやさしくオフし、なめらかに整えましょう。保湿アイテムもなじみやすくなるので、かかとのごわつきにもアプローチできます。角質ケア後に、つるんとなめらかな肌を実感するとやみつきになりそうですが、製品の説明書きをよく読んで、やりすぎないよう注意しましょう。
特にケアが必要な肘・膝・かかと
●肘・膝
肘・膝は、皮脂腺が少なく、もともと乾燥しやすい部分です。さらに、衣類との摩擦に加え、頬杖をついたり膝立ちしたりと、日常の動作による摩擦や刺激が加わり、角質が厚くなりがちです。半袖や素足になることが増えると、意外に目立ちますよね。ボディクリームなど保湿力の高いアイテムでしっかりと保湿し、定期的に角質ケアを取り入れて、かさつきやくすみの予防をしましょう。
●かかと
足は蒸れてにおいが気になる部分なので、うるおっている場所だと思いがちですが、実は足の裏は汗腺は多いですが、皮脂腺はありません。そのため足は乾燥しやすいのです。さらに、かかとは体重の圧力がかかり、摩擦も受けやすいので、特に乾燥しやすい部分。放置すると角質がどんどん厚くなり、ごわつきの原因になります。かかとのひび割れは、角質が厚くなることで悪化しやすくなります。ボディクリームやオイルを取り入れ、しっとり、やわらかい状態を保つことが大切です。
腕や脚
腕や脚は皮脂が少ない部分です。さらに、衣類による摩擦、外気や紫外線の影響も受け、乾燥しやすくなります。ボディローションやミルクタイプは、広い部分に塗りやすいので効率的にケアできます。腕や脚を伸ばすついでに、軽いストレッチを取り入れると気分もリフレッシュできますよ。
首・デコルテ
首やデコルテは顔とつながる部分。意外と他の人の視線も集まります。専用のアイテムを持っていなくても、時間がなくても、乳液やクリームを顔になじませた延長で首やデコルテにもなじませるようにすると効率的にケアできますよ。下から上へすり上げるように塗るといいでしょう。ただし、デコルテ中心部は顔のTゾーンと同様、皮脂腺が多い部分です。ニキビができやすいので、必要以上の保湿で油分を与え過ぎないように、様子を見ながらお手入れしましょう。首元がすっきりした服やネックレスが映える、なめらかで健康的な肌を目指しましょう。
まとめ
冬のダメージで乾燥した肌をしっかり保湿し、しっとりなめらかなボディで素肌を出す季節を自信を持って楽しめるよう、今から準備しましょう。紫外線量がこれから増えていくので、UVケアも忘れずに。
春らしい透け感のあるブラウスや、風に揺れるスカート、Tシャツにネックレスを合わせた軽やかなファッションも、肌がなめらかでうるおっていると一層映え、より魅力的に見えるはず。すこやかで輝く肌とともに、暖かい季節の訪れを楽しんでくださいね!