紫外線対策をはじめよう!春の日差しを味方にするUVケア
春のうららかな日差しは気持ちがいいけれど、肌にとっては要注意。美肌を目指して、そろそろ本格的な紫外線対策を始めましょう!
紫外線とは
紫外線(UV)は、太陽から放出される光の一種です。紫外線は、UVA(紫外線A波)、UVB(紫外線B波)、UVC(紫外線C波)の3種類に分かれます。UVとは、英語で紫外線を意味する「Ultraviolet」から。
紫外線は、ビタミンDの合成サポートや、殺菌・消毒作用など、私たちの生活に欠かせない存在です。しかし、一方で、私たちの肌や健康に大きな影響を与えるのも事実です。ビタミンDは、骨の形成に欠かせない栄養素で、食事から摂取するだけでなく紫外線に当たることで体内でも生成されます。そのため、かつては「骨を丈夫にする」と日光浴が推奨されていましたが、1998年には母子手帳から「日光浴」を推奨する記述が削除され、「外気浴」へと変更されました。これは、紫外線の影響がより研究されるにつれ、メリットよりも肌や健康へのリスクが重視されるようになったためです。
紫外線は目には見えず、熱も感じません。では、ジリジリとした暑さの正体は? 実は紫外線ではなく、赤外線によるものです。そのため、「暑い=紫外線が強い」とは限らず、曇りの日でも紫外線は降り注いでいます。
UVAとUVBの特徴と肌への影響
紫外線の肌への影響について一緒に確認しましょう。紫外線が肌に影響を与えるのは、UVAとUVBの2種類です。UVCは、大気圏のオゾン層に吸収され、地表には届きません。
UVAとUVBの肌への影響
(出典:日本化粧品工業会)
UVA
- 地表に届く紫外線の約95%を占め、雲や窓ガラスも透過する
- 肌の奥(真皮中層)まで到達し、じわじわとダメージを与える
- 日ざしを浴びてすぐに肌を黒ずませる
- コラーゲンやエラスチンにダメージを与え、シワやたるみの原因になる
UVB
- 地表に届く紫外線量の5%と少量だが、エネルギーが強い
- 肌の表面(表皮)にダメージを与え、炎症を引き起こす
- 日ざしを浴びた数時間後に肌が赤くなる「サンバーン」を引き起こす
- メラニンを増加させ、シミの原因になる
紫外線対策の基本とスキンケア
紫外線の影響と言えば、「シミ」がよく知られています。でも実はこれ、肌の防御反応として、メラニンが生成されることによるもの。メラニンは、紫外線を吸収・散乱させることで、肌内部のダメージを防ぐ自己防衛の役割を果たし、本来ならターンオーバーによって垢としてはがれ落ちます。
しかし、紫外線などの影響で肌のバリア機能が低下したり乾燥したりすると、ターンオーバーが乱れ、メラニンが排出されにくくなり、シミとして肌に残ってしまうことがあるのです。日やけ止めを使用しつつ、日々のスキンケアもきちんと続けて、肌をすこやかに保ちましょう。
紫外線対策の基本「日やけ止め」を使用する
●SPFとPAとは?
パッケージに表示してあるSPF(エスピーエフ)やPA(ピーエー)は、紫外線を防ぐ効果の程度を表しています。
SPFは、UVBの防御力を示す指標。数値が高いほど、UVBを防ぐ効果が高くなり、国内では「SPF50+」が最高値。
PAは、UVAの防御力を示す指標。「+」の数が1つから4つまであり、それぞれ プラス、ツープラス、スリープラス、フォープラスと読みます。「+」が多いほどUVAを防ぐ力が強くなり、国内では「PA++++」が最高値。
●日やけ止めの選び方
SPFやPAの値が高ければ良いというわけではなく、使用シーンに合ったものを選ぶことが重要です。
生活シーンに合わせた紫外線防止用化粧品の選び方
(出典:日本化粧品工業会)
日やけ止めは十分な量を使い、ムラなく伸ばしましょう。朝に塗ったままでは効果が薄れるため、適宜塗り直すことが大切です。
毎日の基本のスキンケアを大切に
春先から紫外線量が増えるため、日やけ止めだけでなく、毎日のスキンケアで肌を守ることも大切です。紫外線を浴びた肌は乾燥しやすくなるので、特に保湿ケアが重要。洗顔料は、肌に必要なうるおいを奪わないタイプを選び、やさしく洗える泡洗顔もいいですね。気温の変化が大きい春先は、さっぱりタイプとしっとりタイプを日によって使い分けるのもおすすめです。
天然クレイのベントナイト* 配合の「ブランミネラーレ」シリーズは、そんな春先の肌に寄り添うスキンケアアイテム。紫外線が気になる季節の肌をうるおいでサポートします。日やけ止めは、これらのスキンケアアイテムで肌を整えた後に使用しましょう。
*洗浄成分として(フェイスウォッシュ)、整肌成分として(フェイスジェル、フェイスクリーム)
日常生活でできる紫外線対策
日やけ止めに頼るだけでなく、日ざしの強い時間帯は外出を避ける、日傘や帽子を利用する などの工夫も効果的な紫外線対策です。ぜひ心がけましょう。
春分の日を境に紫外線量が増加!今こそUV対策を
「まだ春だから大丈夫」と油断していませんか?春分の日を過ぎると日照時間が長くなり、比例して紫外線量も増加していきます。涼しい日も多い春は、紫外線を意識しにくいですが、紫外線は曇りの日でも地表に降り注いでいます。毎日のUVケアを習慣にして、油断せず肌を守りましょう。
気象庁:日最大UVインデックス(観測値)の月平均値の数値データ表をもとに BLANMINÉRALE が作成
UVインデックスとは:紫外線の強さを表す指標。数値が大きいほど紫外線が強いことを意味します。UV指数とも呼ばれます。UVインデックスが3以上になると、日中の外出や、服装、日やけ止めの利用などについて、具体的な紫外線対策が推奨されています。 |
まとめ
春は、気持ちも新たに何かを始めたくなる季節。スキンケア習慣も見直して、紫外線対策を本格的にスタートさせましょう。紫外線量は、季節・時間帯・天候・地域によって変わります。日やけ止めは、その日の行動予定に合わせたものを選びましょうね。 春はまだ涼しい日もありますが、紫外線は確実に増えていきます。過剰に紫外線を浴びないよう、ぜひUVケアを習慣化して、春を思いきり楽しみましょう。すこやかな肌を守り、みずみずしさを保って春を満喫してくださいね!