冬なのに毛穴が目立つ?まるで毛穴レスな肌になるためのスキンケア方法
毛穴の悩みといえば夏のイメージですが、冬でも毛穴のコンディションはゆらぎがち。肌は新陳代謝(ターンオーバー)を繰り返しながら、肌の保護や水分量調節などを行っています。しかし、急な冷えや乾燥などによってターンオーバーが乱れると、このような肌の機能もうまくはたらかなくなり、毛穴トラブルが起こりやすくなります。
今回は毛穴のタイプ別に、毛穴悩みの原因や対策をご紹介します。毛穴を目立たせるNG習慣もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
気になる毛穴のタイプとは?特徴と原因を解説
気になる毛穴のタイプは、主に「開き毛穴」「つまり毛穴」「たるみ毛穴」の3種類があります。1つずつ特徴を見ていきましょう。
開き毛穴
開き毛穴は、乾燥や過剰な皮脂分泌などが複合的に影響し、毛穴が開いている状態のこと。特に肌が乾燥すると、乾燥から肌を守るために皮脂が大量に分泌され、それにより毛穴が押し広げられることも原因です。開き毛穴は鼻や頬に多く、肌表面がでこぼこすることで肌の透明感も下がって見えることがあります。
つまり毛穴
つまり毛穴は、開き毛穴に皮脂や角栓が詰まった状態です。白や黒のポツポツとした見た目で、触るとざらつきを感じます。皮脂分泌の多いTゾーンや小鼻に発生しやすいことが特徴で、いわゆる「いちご鼻」や「黒ずみ毛穴」も、つまり毛穴の一種です。ターンオーバーの乱れ、皮脂の過剰分泌、メイク残りなどにより、汚れが毛穴に詰まったり、それが固まって角栓となったりすることが主な原因です。放っておくと、皮脂が酸化して黒ずんだり、肌が炎症を起こしてニキビができたりなど、さらに肌トラブルが引き起こされることがあります。
たるみ毛穴
たるみ毛穴は、皮膚が縦に引っ張られることで毛穴が目立つ状態です。主に肌のたるみが原因です。加齢や紫外線ダメージによってコラーゲンやエラスチンといった肌のハリや弾力に関わる物質が減少すると、皮膚がたるみます。たるみ毛穴は頬やほうれい線付近に多く見られ、年齢を重ねると目立ちやすくなる傾向があります。手のひらで頬を持ち上げると毛穴が目立たなくなるのがこの毛穴タイプの特徴です。
毛穴タイプ別!正しいスキンケア方法
毛穴の悩みをケアするために、毛穴のタイプごとに正しいスキンケアを取り入れましょう。
開き毛穴の対策法
(1)皮脂や汚れを落としやすい洗顔料を選ぶ
例えば、天然のクレイを含む洗顔料は、日常の汚れや過剰な皮脂を吸着し、すっきりとした洗い上りが期待できます。肌のうるおいは奪わずに洗えるタイプを選びましょう。
(2)こすらず洗い、ぬるま湯ですすぐ
洗顔料は肌の摩擦を防ぐため、フワフワに泡立てましょう。泡でやさしく肌の汚れを取ることがポイントです。すすぎは、皮脂を奪いすぎないように35℃程度のぬるま湯で。洗い残しのないよう丁寧にすすぎましょう。
(3) 保湿力の高いスキンケアを行う
洗顔後やお風呂あがりはすぐスキンケアをし、肌のうるおいをしっかり閉じ込めましょう。肌なじみがよく、保湿力の高い成分が入ったスキンケアアイテムを使うことをおすすめします。
つまり毛穴の対策法
(1)丁寧に洗顔やクレンジングを行う
洗顔やクレンジングで、皮脂汚れやメイクをしっかり浮かせてから洗い流すようにしましょう。特に皮脂分泌が活発な鼻やTゾーンは入念に洗うよう心がけましょう。
(2)角栓ケアにはホットタオルを
角栓や黒ずみ毛穴が気になる場合は、ホットタオルを取り入れてみましょう。温かいタオルを顔にのせることで毛穴が開き、角栓がゆるむため、毛穴の中の汚れを落としやすくなります。
(3)古い角質を取り除いてターンオーバーをサポート
古い角質をオフして肌の生まれ変わりをサポートしましょう。吸着を得意とするクレイが含まれた洗顔料はおすすめです。例えばベントナイトは、毛穴の汚れや余分な皮脂を吸着する洗浄力に優れながら、肌のうるおいは残す特性があるため、毛穴のつまりが気になる方におすすめです。
(4)適切な水分補給で皮脂バランスを整える
肌の水分バランスを良好に保つことで、過剰な皮脂分泌を抑制しましょう。軽いテクスチャーの化粧水や水分たっぷりのジェルを使用し、肌に適度な水分を補給して、肌のうるおいバランスを整えましょう。
たるみ毛穴の対策法
(1)紫外線ケアを意識して
紫外線を浴びすぎると角質が厚くなり、キメが乱れることに加え、肌のハリや弾力を生み出すコラーゲンやエラスチンが減って質も低下します。これにより、毛穴が縦に細長く開いて見えやすくなります。少しの外出でも日焼け止めを塗りましょう。
(2)十分な保湿を心がける
肌の水分量が低下すると、肌の柔らかさが失われ、たるみやすくなります。しっかり保湿し、肌を柔らかく保ちましょう。
(3)ハリと弾力を高めるスキンケアを行う
たるみが深刻になる前に、肌のハリや弾力をサポートするケアで肌をふっくらと整えましょう。肌の真皮層に存在するコラーゲンは、年齢を重ねるにつれその生成量が減少し、肌のうるおいやハリ、弾力の低下につながります。クリームなどの保湿アイテムを選ぶ際には、マリンコラーゲンなどの保湿成分に注目するのも良いでしょう。
無意識にやっていませんか?毛穴を目立たせる3つのNG習慣
NG習慣 1 ゴシゴシと力を入れて過度に洗顔をする
毛穴が気になるからと擦るように洗顔やスキンケアを行うと、肌を傷つけ、毛穴をさらに悪化させることにつながります。やさしく洗うように心がけましょう。
NG習慣 2 はがすタイプの毛穴ケアを使いすぎる
はがすタイプの毛穴パックは、除去した毛穴汚れが見えるので爽快感がありますが、使いすぎると角質を無理にはがして肌に負担をかけるケースもあります。使用頻度を守りましょう。
NG習慣 3 強い力をかけて角栓を押し出そうとする
強い力で無理に角栓を押し出すと、毛穴だけでなく周りの肌にもダメージを与え、炎症を起こす原因にもなります。指で押し出そうとしたり、ピンセットでつまみ出そうとしたりしないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?毛穴ケアは日々の積み重ねが大切です。毛穴の目立ちが気になるとき、まずは自分の毛穴タイプを確認し、それに合わせたスキンケアを行いましょう。肌に負担をかけず、しっかりとうるおいを保つことも毛穴ケアには重要です。適切な毛穴ケアで、毛穴の目立たない美肌を目指しましょう!